「毛の悩み」って、10代からの長い付き合いなんです
体毛の悩みって、いつから始まったか覚えていますか?
僕は10代です。
家系的にとにかく毛深くて、物心ついた頃からずっと気にしていました。
自分の体って毎日見てるから、普通は見慣れて違和感がなくなるものですよね。
でも僕は、どの部位も毎日律儀に気になり続けていた。見慣れるを通り越して、毎朝ちゃんとへこむんです。
あなたにも、鏡を見るたびに、つい目がいってしまう場所ってありませんか?
※この記事は僕個人の体験と感想です。感じ方には個人差があります。ここだけ先に置かせてください。
海でも、短パンを履けなかった
僕は毎年、「叶えたい目標」を紙に書き出すルーティンがあるんですが——そこに何年も、判で押したように「全身脱毛したい」と書いていました。
誰かにからかわれたわけじゃない。むしろ人よりずっと、自分がいちばん気にしていた。筋金入りの神経質なんです。
どれくらいかというと、脱毛を始めるまで、僕は家以外でほぼ短パンを履いたことがなかったんです。
海水浴の海パンは、まあ仕方ない。
でもウォーキングもジムも、なんなら海に行くときですら、海パンの下に、足首まであるアンダーパンツを仕込んでいた。
……どこのイケてるモデルだよ、という話ですよね。今の僕なら真っ先にツッコみます。
「なんでそんなの履いてるの?」と聞かれるたび、僕はこう答えます。「いや〜、肌が弱くて日焼け対策で」。
本当は、ただ脚の毛が気になってただけです。
この言い訳、当時は完璧だと思っていました。今思えば、誰も僕の足首なんて見てないんですけどね。
なぜ「ヒゲだけ」じゃなく、全身だったのか
最初は「ヒゲだけでいいかな」とも思いました。
でも冷静に考えたら、気になってたのはヒゲだけじゃない。というか全部濃い。全身まるごとコンプレックスでした。
イメージしてもらうのが早いですね。
俳優の山田孝之さん、いるじゃないですか。あのヒゲの濃さ、あの雰囲気。
生やしたら顔の下半分が丸ごと埋まるレベル、と言えば伝わるでしょうか。僕はまさにあっち側の人間でした。
しかも地肌がやたら白い。だから毛とのコントラストが完璧で、めちゃくちゃ目立つんです。
白いキャンバスに黒々とした毛。目立つに決まってますよね。
実は僕、弟と銭湯に行くのが趣味の一つなんですが——湯船で「兄貴、お湯の中ですね毛が泳いでるで」と言われたときは、周りの目もはばからず爆笑してしまいました。
笑うしかない、というやつです。
おまけにAGAの薬も飲んでいるので、頭は守りたいのに、なぜか体毛のほうが元気に太く育つ。おい、頑張るところそこじゃないだろ、と何度ツッコんだか分かりません。
ヒゲは毎日剃っていましたが、肌が弱いのでそのたびに荒れる。「剃る→荒れる→また剃る」の無限ループを、何年も回し続けていました。
この地味な消耗、心当たりある人いませんか?
正直に言うと、誰かと親密になる場面でも、部屋を真っ暗にしないと落ち着かない——そんな時期もありました。
普段は自己肯定感が低いほうじゃないのに、体毛のことだけは、ずっとビクビクしていたんです。
踏み切った決め手は、意外と現実的でした。
うちは田舎で、通うなら市内までわざわざ出ないといけない。「どうせ出るなら、この長年の悩みを一気に全部片づけてしまえ」と。それで全身にしました。
そもそも医療脱毛って? なぜ僕は医療を選んだか
軽く整理を。脱毛にはサロンでやるものと、医療機関でやる医療脱毛があります。
どっちが良い悪いじゃなく、そもそも仕組みが別もの、くらいに思ってください。
僕が医療を選んだ理由はシンプルで、肌が弱いから。
何かあってもその場で医師に相談できる。この「何かあっても大丈夫」という安心感が、僕には決め手でした。
始める前の不安、正直に言います
ずっと踏み切れなかった理由、白状します。
効果への疑問は、実はあまりなかったんです。
今はYouTubeやSNSで、通ってる人のリアルがいくらでも見られる時代ですよね。だから「まあ変化はあるだろう」と思えていた。
引っかかっていたのは二つ。お金と、痛みです。
あなたが止まっているのも、たぶんこのどっちかじゃないですか?
〈お金の話〉
医療脱毛、安い買い物ではありません。ここは正直に。
でもある日、電卓を叩いてみたんです。
僕は仕事柄、顔まわりの手入れが必須で、毎朝シャワーのついでにヒゲを剃っていました。
顔全体、首のあたりまで広く生えているので、丁寧にやると10分前後。準備まで入れると、毎朝30分は早起きして処理していた計算でした。
あなたは毎朝、“身だしなみ”に何分使っていますか?
僕は今30代後半。仮に80歳まで生きるとして、この先ざっと50年。
毎朝30分を50年ぶん積み上げたら、どれだけの時間になるか。そしてそれが浮いたら、何ができるか。
その時間を時給換算して金額を出してみたら——脱毛にかかる費用より、圧倒的に大きかった。
「なんだ、むしろ安いじゃん」と。分割もできる。それでお金の悩みは一瞬で消えました。
〈痛みの話〉
もう一つが痛み。僕、肌が弱いうえに先端恐怖症で、注射も大の苦手なんです。
「ゴムでパチンと弾く痛み」ってよく聞くじゃないですか。
あれがずっと続くのかと、まだ一度も通ってないのに、脳内で最悪のシミュレーションだけは一丁前に繰り返していました。
でも実際は、クリニック側もちゃんと対策してくれていて、僕は使える範囲でマックスの麻酔をお願いしました。ビビりには命綱です。
痛みのリアル。部位で「別人」でした
ここが本題かもしれません。実際の痛み、正直にレポートします。
今、2回終えて3回目に差しかかったところ。結論、痛みは部位でまるで別物でした。
まずボディ。僕はここ、一切麻酔なしでやっています。
「痛っ」となる瞬間はあります。でも耐えられないほどじゃない。
スタッフさんがテンポよくパッパッと当ててくれて、話しかけてくれてる間に「あれ、もう終わり?」という感じ。
意外だったのが脇。みんな「脇は痛い」と言うのに、僕は全然でした。
逆に脛の薄いところは麻酔なしだと少しチクッと。毛の濃さや太さで痛みは変わるみたいで、このへんは本当に人それぞれです。
麻酔をお願いしたのはヒゲとVIO。濃いぶん、素直に甘えました。
で、いちばん痛かったのは——麻酔してもなお、ヒゲ。
特に鼻の下、顎の下から首、もみあげから顎のライン。ここは麻酔してても「おぉ…」ときます。
ただ範囲は狭いので、パチンパチンと数発で終わります。
最大の番狂わせがVIOでした。男なら分かってくれますよね。
「IO」って、いちばん痛そうじゃないですか。僕も相当身構えて、覚悟を決めて挑みました。
……ほぼ無痛でした。
いちばんビクビクしてた場所が、いちばん平和だった。拍子抜けして、逆に笑いました。
回数と変化。「たった2回で?」と思いますよね
僕は全身とヒゲで10回契約しています。今はまだ2回目が終わったところ。
だからこの記事を読んでるあなたには、これから3回目、4回目…とリアルな経過を一緒に追いかけてほしいんです。
「2回で何が分かるんだよ」と思いますよね。分かります、僕もそう思ってました。
でも体感で言うと、1回目を打った時点で、全体の毛の勢いが10%くらい落ちた印象がありました。
生えてはくるけど、毛が柔らかく、細くなった感じ。2回目でそこからまた少し落ちた。
面白いのが施術のあと。だいたい1〜2ヶ月は、いったん毛が生えにくい時期がくるんです(そのあとは毛周期でまた生えてきます。ここは先に正直に)。
その「生えてこない期間」、僕は嬉しすぎて、まだ夏でもないのに短パンを履きまくっていました。
5月の街で、下半身だけ真夏です。
あと地味に効いたのがこれ。僕はカウンターで一人メシをするのが好きなんですが、以前は隣の人の視線で「腕の毛、指の毛、見られてるかな…」といちいち気にしてた。
それが一切なくなりました。
なんなら今は「どうだ、ツルツルで羨ましいだろ」くらいの気分です。視線をうがって受け取ってた昔の自分が、嘘みたいです。
最初のうちは、通うたびの痛みが「慣れるまで少ししんどい」時期もあるかもしれません。
でも、あの施術後の爽快感を一度知ると、けっこう癖になる。しかも医療脱毛は、回数を重ねるとその状態が続いていく。
それを思うと、次が楽しみで仕方ないんですよね。
通って変わったのは、毛だけじゃなかった
ここがいちばん伝えたいことかもしれません。変わったのは毛の量だけじゃありませんでした。
「気にしてない」と口では言いつつ、無意識ではずっと気にしていた——そのストレスが、まるっと消えたんです。
この“無意識のストレス”って、自分で思ってる以上に生活のあちこちを侵食していたんだな、と後から気づきました。
おかげでファッションも新しいものを楽しめるし、暑い日に素直に「暑い!」と短パンを履ける。
清潔感が変われば、結局それが自己肯定感にまっすぐつながっていく。
しかも不思議なもので、自己肯定感が上がってくると、物事の受け取り方まで全体的に良くなるのか——なんだか仕事もプライベートも、うまく回り出したような気がしています(まあ、これもあくまで僕個人のコメントですけどね(笑))。
もう一つ、笑ってしまうおまけが。
「せっかくツルツルになったなら、中身も綺麗にしたい」と思って、勢いで筋トレまで始めてしまったんです。
通い出して約1年、筋トレもずっと続いて、気づけば体重は6キロ減。
毛を減らしに行ったはずが、なぜか体重まで減っていました。人生、何がきっかけになるか分かりません。
“始める前の自分”に、一言かけるなら
最後に、このタイトルの答えを。
始める前の自分に会えるなら、僕はこう言います。「悩んでる時間、まるごともったいないよ」と。
自己処理の時間もそうですが、それ以上に、気づかないうちに抱えてる“無意識のストレス”のほうがずっと大きい。
その大きさを、もっと早く、ちゃんと見てあげればよかった。分割を使えば、20代前半でも手が届いた範囲だと思います。
今の僕が過去に戻れるなら、迷わずすぐやります。
——ただ、これは誰かに「やりなよ」とすすめてるわけじゃありません。あくまで、過去の自分に宛てた手紙です。
そのうえで、もし同じ世代で、毎日頑張っているあなたに一つだけ言えるとしたら。
たまには自己肯定感を上げるために、自分に投資してみてもいいんじゃないかと思います。これは本当に、僕自身がやってみて心から思ったことです。
人生は一度きり。せっかくここまで頑張ってきたんだから——自分が気分よく過ごせる工夫も、アリじゃないですか?
「始める前の自分に教えたいこと」。それは結局、テクニックでもお金の話でもなくて——「悩む時間そのものを、もっと大事にしていい」ということなのかもしれません。



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